「ブラック企業から退職できない」と悩むサラリーマンは現代では非常に多くなっています。
以下記事で説明した退職代行サービスを使う人も増えています。
退職代行サービスの評判と口コミ体験談まとめ。本当に辞められたのか?
でも、本当に安全に利用できるのでしょうか?
退職代行サービスには思わぬ落とし穴・デメリットもありますので注意が必要です。私は退職代行業者よりも弁護士に依頼して退職する方法を強く推奨します。
本記事では退職代行サービスに潜む3つのリスクと、弁護士を使ったオススメの辞め方についてまとめました。
目次
退職代行サービスが必要とされる背景
まず理解しておきたいのは、なぜこれほど多くの人が退職代行サービスを必要としているのかという点です。
本来、退職は労働者の正当な権利であり、民法では退職の意思表示から2週間で雇用契約を終了できると定められています。しかし現実には、退職を申し出ることすら困難な職場環境が数多く存在します。
上司からのパワハラや過度な引き止め、人手不足を理由とした退職拒否、退職届の受理拒否など、労働者が正当な権利を行使できない状況は決して珍しくありません。
精神的に追い詰められた状態で退職を切り出すことは、想像以上に大きな負担となります。このような背景から、退職代行サービスは社会的に必要とされるサービスとして認知されてきました。
リスク①:格安退職代行業者にある「非弁行為」「詐欺行為」。最悪、退職自体が無効になってしまう。
退職代行業者は「弁護士」ではありません。
よって弁護士の仕事である”交渉”をしてしまうと弁護士法に違反する行為(非弁行為)となってしまいます。退職代行サービスが代行できるのはあくまで退職に関する手続き・事務作業のみということです。
弁護士法72条に違反してしまうと代行業者による退職代行作業自体が法的に無効になってしまい、退職自体が無かったことになってしまう場合もあります。
大手で実績のある退職代行サービス(ニコイチなど弁護士監修のもと業務をしているサービスもあります)であれば、ルールは徹底して運営していると思いますので大丈夫だと思いますが、あまり有名ではないような格安退職代行業者・個人業者を利用すると、このようなトラブルが発生する可能性も否定できません。
退職代行サービスを利用する場合は、最悪でもネットで有名な業者&失敗時に全額返金保証付きの業者に相談するのが良いと思います。
リスク②:退職成功率は100%ではない。弁護士ではない退職代行サービスは手続き・事務作業しかできないので失敗はありえる。
多くの退職代行サービスは成功率100%を謳っていますが、失敗することはありえます。
労働者には会社を辞める権利があり、基本的に退職は失敗しないはずです。多くの企業は法的な論争をしても無駄(自分が悪いことをしている自覚がある)と理解していますから、代行業者から手続きが来た場合には応じます。
しかし、強引に突っぱねる企業も無いとは言えません。この場合に交渉できる弁護士資格を持っていない退職代行業者は何もすることができなくなります。
世の中にはブラック企業である自覚がないヤバイ会社がいっぱいあります。小規模の家族経営や地方の個人経営の会社は、経営者が労働法に関する法知識すら持っていないこともあり得ます。
こういった会社の場合、自分の行動が違法であることを認識すらせず、頭ごなしに代行業者の申し出を断って、怒り狂うようなケースも可能性としては無いとは言えません。
この体験談を見てください↓。こんな連中がマトモな法知識をもっていると思います?。
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「退職代行=成功率100%」は、ブラック企業が「違法なことをしていると自覚しているが、利益のため敢えてやっている」という知能を持った存在である前提に基づくものです。本当に怖いのは違法であることを理解すらしていない「知能ゼロのバカブラック企業」の存在です。
リスク③:あくまで”退職まで”が退職代行業者の業務範囲。本当に悪質なブラック企業に対処できるのか?
一般的に、退職代行サービスではなく弁護士を利用するメリットは「書類の用意が完全に不要になる」「未払い残業代・退職金などの”退職以外”の交渉が可能になる」の2つです。
ただし、これ以外にも、万が一に備えて法的対応が出来る弁護士を味方に付けておくことは重要です。
「会社が社員を損害賠償で訴える行為は労働基準法に違反する行為」→「だから、会社側から損害賠償で訴えられることはない(訴えても利益にならない)」→「だから、弁護士でなくてもOK」という謳い文句も良く見ますが、これも「”マトモ”なブラック企業」である前提です(ブラック企業は全てマトモではないですけど…)。
そもそも、法令を持ち出して言う事を聞くような連中だったら、ブラック企業問題は深刻化しません。パワハラやイジメをする上司や、社員が自殺するまで追い込む経営者は精神異常者なんです。何をするかわからない危険な相手であるということです。
「モンスター」「異常者」「ヤ○ザ」「キ○ガイ」…。我々が相手にしている存在は、そういった常識が通じない存在であるということを自覚した方がいいです。
この体験談を見てください↓。
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それでも退職代行は有効な選択肢
これらのリスクを踏まえても、退職代行サービスは多くの人にとって有効な選択肢であることは間違いありません。
実際、大手の退職代行サービスを利用して、無事に退職できた人は数多く存在します。弁護士監修のもとで適切に運営されているサービスであれば、非弁行為のリスクは最小限に抑えられています。また、大多数の企業は法的リスクを理解しているため、退職代行業者からの連絡に適切に対応します。
退職代行を利用することで、精神的な負担を大幅に軽減できます。直接上司と顔を合わせる必要がなく、引き止めや説得を受けることもありません。退職日まで出勤する必要もないケースが多く、即日退職も可能です。
特に、パワハラやいじめで精神的に追い詰められている場合、うつ病などで出勤が困難な場合、退職を伝えても受理されない場合などでは、退職代行は非常に有効な手段となります。自分一人では解決できない問題を、専門家のサポートで乗り越えられるのです。
■安全に退職代行を利用するためのポイント
退職代行サービスを利用する際には、以下のポイントに注意しましょう。
・実績のある大手サービスを選ぶ
格安を理由に実績の少ない業者を選ぶのは危険です。ネットで評判を確認し、多くの成功実績がある大手サービスを選びましょう。口コミやレビュー、運営年数なども重要な判断材料になります。
・全額返金保証の有無を確認
万が一退職に失敗した場合の保証制度があるかどうかも重要です。全額返金保証を提供している業者は、自社のサービスに自信を持っている証拠でもあります。
心配な方は、あと払い可能な退職代行サービス「辞めるんです。」を利用しましょう。
弁護士が対応してくれる退職代行サービスがオススメ
リスクをできる限り回避したい方、会社とのトラブルが予想される方、未払い賃金や退職金の請求も併せて行いたい方には、弁護士による退職代行サービスの利用を強くおすすめします。
以前は弁護士に依頼すると10万円以上の費用がかかることも多かったのですが、退職代行サービスの需要増加に伴い、5万円程度から対応してくれる弁護士事務所も増えてきました。
一般的な退職代行サービスの相場が3万円前後であることを考えると、1〜2万円の差額で法的なリスクをほぼ完全に回避できるのは、十分に価値のある投資といえるでしょう。
■弁護士に依頼するメリット
弁護士に依頼する最大のメリットは、あらゆる法的対応が可能になることです。
会社との交渉が必要になった場合でも、弁護士であれば適法に対応できます。未払い残業代や退職金の請求、有給休暇の消化交渉、離職票の発行請求なども代理で行えます。万が一、会社から損害賠償請求や訴訟を起こされた場合でも、法的に対応することが可能です。
また、退職後に予期せぬトラブルが発生した場合でも、継続的にサポートを受けられる安心感があります。書類の準備も弁護士が行うため、依頼者の負担も最小限で済みます。
特にブラック企業と呼ばれるような職場環境で働いている場合、相手がどのような対応をとってくるか予測できません。常識が通用しない相手に対しては、法律の専門家である弁護士の存在が大きな抑止力となります。
■費用面での選択肢
「弁護士は高い」というイメージがあるかもしれませんが、退職代行に特化した弁護士事務所では、比較的リーズナブルな料金設定になっています。
もし費用面で不安がある場合は、後払いや分割払いに対応している退職代行サービスもあります。まずは無料相談を利用して、自分の状況を説明し、適切なサービスを選択することをおすすめします。
数万円の費用を惜しんで、後々より大きな問題に発展してしまっては本末転倒です。自分の状況やリスクを冷静に判断し、必要な投資は惜しまないことが重要です。
注意点は、退職代行を依頼できる弁護士事務所と「弁護士監修」退職代行は異なるということです。「弁護士監修」「弁護士が指導」みたいな謳い文句のサービスは弁護士が対応してくれるものではないですので、ちゃんと実務を弁護士が対応してくれるのかどうか確認しましょう。
まとめ:正しい知識と適切な選択で安全な退職を
退職代行サービスにはリスクが存在することは事実です。しかし、それ以上に多くの人が退職代行を利用して、無事に新しい人生の一歩を踏み出しているのもまた事実です。
重要なのは、リスクを正しく理解し、自分の状況に合った適切なサービスを選択することです。一般的な企業で、特に大きなトラブルが予想されない場合は、実績のある大手退職代行サービスでも十分でしょう。
一方、会社とのトラブルが予想される場合、未払い賃金などの請求も行いたい場合、ブラック企業で精神的に追い詰められている場合などは、弁護士による退職代行を選択することで、安心して退職に臨むことができます。
退職は人生における重要な転換点です。不安を抱えたまま退職するよりも、専門家のサポートを受けて確実に退職する方が、精神的な負担も少なく、新しいスタートを切りやすくなります。
自分一人で悩まず、必要に応じて専門家の力を借りることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自分の権利を守り、健全な形で次のステップに進むための賢明な選択といえるでしょう。
退職代行サービスは、使い方次第で非常に有効なツールとなります。この記事で紹介したリスクと対策を参考に、あなたに最適な退職方法を選んでください。
「弁護士でなくても安い方が良い」「お金がない」という方は、あと払い可能な退職代行サービス「辞めるんです。」を利用しましょう。







