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典型的なパワハラ・モラハラ上司の体験談。仕事内容に全く関係ない人格否定・誹謗中傷で部下を罵る。
最初の会社でのブラック上司にあたりました。配属された新人をことごとく辞めさせる悪名高い上司でした。
出社時間の30分前に出勤しているにもかかわらず新人のくせに遅いと連呼されました。そして、その上司が勝手に終礼と言うのを設けて、株で勝った時の自慢話か私への偏見・差別的な説教かどちらかでした。また、お客様にお金をお渡しする際に現金を勘定してから渡すのですが、私を試そうとわざと現金を抜いたりして卑劣ないじめを受けていました。
上司の域を超えて人間的にひどい人でありました。その後も事あるごとに私の仕事を邪魔しては罵声を浴びせられたりもしました。
確かに仕事ができなかったのは事実かもしれませんが、あくまで1年目の新入社員に向けてやるような行為ではないと思います。何もわからない新人を捕まえて自分の知識を自慢げに押し付けてくるという今まで出会った中での史上最低の上司でした。
挙句の果てには、終礼のみんながいる前で、私が仕事をできないのは私だけでなく親の顔が見てみたいわと揶揄されたことが屈辱的でした。自分のことは悪く言われてもいいのですが、親のことを言われるのは本当に許せなかったのですが、我慢した自分を褒めてやりたいなと思いました。
関西出身上司。「殺したるぞ、おら!」「しめたるぞ!」「ポンコツばかりや!」と日常的に罵声。部下は委縮。
何かと「殺したるぞ」とか「しめたるぞ」と大声を上げる所長。
関西出身のその上司は日常的に暴力的な言葉を使うのですが、東京出身の私は震え上がるほどおそろしく、ほとんど仕事ができませんでした。
例えば取引先にゴルフコンペを誘うも断られたとき、ランチミーテイングを都合がつかず断られた時などは「ああ、そーですか!!」と言葉尻が強くなり、電話を切った後にお決まりのように「殺したるぞ、おら!」というパターンでした。
ほかにも、男性社員に対して「うちは(この支店は)ポンコツばかりや」と罵声。聞いているほうもいたたまれなくなり、自分に言われているわけではないとわかっているのに、委縮してしまい、続けられませんでした。
ほかにもシフト制の勤務の会社で務めたこと時、慶事で週末休みたいと申請をすると、本当にそうなのか招待状の提示を求められました。有給も使わせてもらえず不満ばかりでした。
しかし、上司は「週末に高知で行ってきたんや、お菓子食べてやー」。部下には休みを取らせないくせに、自分は遊んでいることに驚愕しました。お菓子はみんな食べることなく捨てたことは言うまでもありません。
ひどい上司に当たってしまいました。日常的に罵声を浴びせられていた男性も、上司の恐ろしさにコミュニケーションがうまく出来なくなってしまったようです。
言葉の暴力で、個人の自尊心を屈辱的に傷つけてうつ病に追い込む。罵声を怒鳴り散らす課長。
私が約10年前に勤めていた某地元の農業生産法人のブラックぶりをお話しします。
私は社員として中途で採用されました。数少ない社員で直属の上司は課長1人しかいません。あとは事務員1人(女性)パートアルバイトの男性2名、社長1一人の合計5人の小さな事務所でした。大きなハウスを6棟保有しており、収穫部隊である女性(高齢の近所の60歳平均のおばさんたち)が20人ほどいました。
収穫部隊は完全歩合制で収穫した農作物(葉物)の合計収穫量がキロ800円になります。収穫量は毎週変動するので採れない人は8時間働いても1000円にしかならない人もおり、最低賃金保証もないので、採れない人はすぐに辞めてしまいます。そういったことも大して問題になりません。
私は課長の下で仕事をしてきましたが、その課長のお気に入りである事務員の女性と良い仲になってからパワハラが始まりました。
一番屈辱的なのは、つまらない作業ミスでパートさん達の前や事務所の前で大声で怒鳴り散らし、個人の自尊心を傷つけていました。以前もそれで社員が辞めていったと聞きました。
課長はアルバイトの男性たちにも罵声を浴びせるようになり、その方はうつ病を発症して辞めていきました。
それを知っている社長も知らないふりをして昼間からなじみの割烹料理やでお酒を飲んでいるようでした。
今もその会社は社名を変えて存在していますが、あまりいいお話しは聞きませんね。
パワーハラスメントの特徴とチェックポイントまとめ。「仕事と関係ない叱責」「意味の無い罵声」「卑劣ないじめ」はアウトです。
人間性に問題がある酷い上司に当たってしまいましたね。以下のような特徴がある上司の行動は、完全にパワハラ・モラハラに該当する内容です。人格に問題があるブラック上司の常套手段と言えるでしょう。
仕事内容と関係ない、「人格否定」「思想否定」などの個人攻撃。
声を荒げ罵倒、威嚇、怒鳴り散らすなどの脅しのような叱責。
意味の無い悪質なイジメ・嫌がらせ(モラルハラスメントに該当する場合もあり)。
「部下を声を荒げ罵倒する等の威嚇的な行為」「不必要に大勢の前で注意する」「仕事内容と関係ない、感情的否定・人格否定」などは明らかにパワハラ行為です。「殺したるぞ、おら!」「しめたるぞ!」「ポンコツばかりや!」は言うまでもありませんね・・・。また、「親の顔が見てみたいわ」などのセリフは仕事の指導として不要ですので、ただの侮辱にすぎないです。
部下に仕事の指導をするポイントは、「感情的にならずに論理的・手短に、相手の人格・性格・キャラクターに触れず、業務内容の改善指示を個別に具体的に指導する」が基本です。
本体験談はこの基本の全く逆をやっていますね…。
また、「私を試そうとわざと現金を抜いたり」などもモラハラ・イジメに該当するでしょう。こんなことをしなければならない論理的必要性がありません。
モラハラ=弱いものイジメですので、立場の弱い新入社員などはターゲットになりやすいです。
このようなパワハラを平気でやる人間の心理は「自身の不平不満のストレス解消」「自分の上司としての立場を誇示したい」等です。つまり、裏返せば、悪質なパワハラ・モラハラを繰り返すような人格に問題のある人間は、劣等感や欲求不満にあふれている残念な人間ということなのでしょうね。
パワハラ上司の対策は、「さらに上の上長に報告して、対策してもらう」→「配置換えなどが出来ないか相談する」→「ダメなら転職を考える」が基本になります。パワーハラスメントを行う人間は”精神的異常者”である可能性が高いですので、「距離をおく」「逃げる」以外の手を打ちようがありません。
体調を崩したり、取返しの付かない状況になる前に行動を起こしましょう。