昼食も15分のみ。休み無し強制長時間労働で、過労死の危機感。直談判したら「辞めなあかんな、君」。
私が勤務している企業でのエピソードを記述したいと思います。私は、現在もいわゆるブラック企業に勤めております。以前の部署が完全にブラックでしたので、異動願いを受理され、現在の部署に異動してからはブラックな面はないのですが、以前の部署にはもう二度と関わりたくありません。
私は製造業に従事しておりますが、以前の部署では勤務体制が3人~4人のグループ体制で、そのグループが2グループあり、日勤と夜勤を一週間ごとに交代していました。
勤務時間は基本絶対残業です。毎日3時間の強制残業をさせられておりました。定時で帰ることは絶対に許されないことでした。ぶっ倒れて救急車で病院搬送されるぐらいまで、体調悪化することがない限り絶対残業です。一日の休憩時間は普通でしたら、午前に一度、お昼休み、午後に一度あると思うのですが、グループ体制で一台の機械を担当していますので、一人が休憩すると、その人の分の仕事をグループの誰かがしなくてはいけません。でしたので、基本毎日休憩は無し。休憩をとれたとしても、昼ごはんを食べる休憩15分のみ。
私はこの勤務体制と勤務時間が絶対におかしい。労働基準法に絶対にひっかかる。そしてなによりも、自分自身が過労で倒れてしまう危機感すらありましたので、直属の上司に「せめてお昼休憩だけでも、機械を停止させて、1時間休憩をとらせてください。」と、勇気を振り絞って伝えました。
そこで上司から返ってきた答えが、「うちはオーナー会社やから、それやったら辞めなあかんな、君。」。なんなのでしょうか、この会社。ブラックですよね。そして、ブラック上司ですよね。
昼食休憩もまともに取れない会社。ブラック上司の退職をにおわす発言はパワハラまがい。
昼食休憩もまともに取れないような就労環境では体が持たないと思います。
充分な休憩を取りつつ作業するならば、多少の残業は問題ないですが、休憩無しというのは最も過労で倒れる可能性が上がってしまう愚行ではないかと思います。
基本的に会社からの残業命令は断れないですが、正当な理由があれば強制残業は断ることができるハズです。今回のように最低限の休憩も取れない状況は、安全配慮が出来ていないと言えますので、明らかにオカシイと思います。
また、極めて真っ当な最低限の内容の直談判をしているだけなのに、上司の返答の「うちはオーナー会社やから、それやったら辞めなあかんな、君。」は酷い話ですね。退職やクビをにおわす発言をして、部下の行動を制限することはパワハラの要件にあたる可能性があります。
本ケースのように、違法に残業や仕事を強要されている体験談は多いです。
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それにしても部署移動でマトモな職場に異動できたようで良かったですね。
特定の上司がブラックなだけな場合は、部署を移動するだけで改善することがあります。「ブラック企業」といいますけど、会社全体がブラックな場合も、特定の上司がブラックなだけの場合もあります。後者の場合はこの体験談のように異動願いを出し続けることで状況改善する可能性も高いですから、会社側と粘り強く交渉することが大事ですね。