形だけの成果主義を導入しても、企業体質がクソだと、結局年功序列になって無能オジサンの天下になる。
ブラック企業というと、長時間の残業や給与の遅滞、有給の取得拒否など様々ありますが、私が経験したのは、企業体質(会社の社風)のブラックでした。
年功序列制度の給与から、勤務評価が一部導入され、成果主義が注目されるようになりました。しかし、担当部署によってはすべて通常にミスなく行って当然、それ以上も以下もないというところもあれば、キチンとやればやっただけ数字に表れてくる部署もありました。
当然、後者のほうが成績を上げやすくなります。加えて、仕事のやり方がマニュアル統一されており、少しでもイレギュラーなことを行えば降格処分対象という決まりでした。
後者の場合は、頭を使って工夫するという感じの仕事ですので考えれば違うやり方というものが発生し、マニュアル外であっても上司の権限で何とか実行することができます。一方前者は「違う方法」というものは全く許されず、違っていると指摘しても「マニュアルがこうだから」と反論の隙間すら与えられませんでした。
この状態で勤務評価制度を導入したわけですので、配属になった部署により自分の成績が決まるという状態になりました。出世を狙う人間は、わざと勤務評価で高得点を取りやすい部署に異動し、そこに居座る。それがある程度の地位の人間であれば、部下がやれば自分の手柄。まさにジャイアンの理論で、本人達はほとんど仕事はしませんでした。
この勤務評価は正社員のみに適用され、パート・バイトには適用がありませんでした。結果として、パート・バイトが長続きしない会社となっています。
本質的にやってることは年功序列制度と何も変わってないのでは?腐った体質の会社に未来はない。転職。
本当に形だけの意味不明な自称成果主義が多いですよね。成果主義とかいってるくせに、一方で「違っていると指摘しても「マニュアルがこうだから」と反論の隙間すら与えられませんでした」という矛盾…。こんな業務をやってる人達は、もうすぐ人工知能・ロボットに入れ替わるのではないでしょうか?
そして、こういう理不尽な状況を利用して出世していくのはジャイアンの理論で成果を奪っていく人たちです。こういう人たちは年功序列制度でも上にいた人たちでしょうから、結局、本質的に何も変わってないんでしょうね。制度の問題ではなく、腐った企業体質の問題だということにいつになったら気が付くのでしょうかね…。
Amazonとかに仕事を奪われてる会社って、本体験談のような、既存の仕事や観念に囚われて、社内で無意味な出世争いをしている時代遅れ体質の会社でしょ?もう先がないんじゃないのかな?
時代の流れについていけない、時代遅れ企業体質の会社にいても未来がないと思いますので、能力のある社員は他に転職した方がよいと思います。