テレビ業界で転職失敗…。度を超えた人格否定・誹謗中傷・パワハラを続ける上司に遭遇し受けた酷い言葉の数々。
私はテレビ業界で働いておりました。最初からブラック業界だと知った上で入った世界だったので、ある程度は覚悟していました。
社会人1年目の時は、年に半分も自宅に帰ることができず、基本的には会社で寝泊まりの日々でした。しかし、上記に述べたように、ある程度は覚悟していたので、そこに不満は特にありませんでした。
それなりに仲間と一緒に愚痴をいいながら仕事をしたり、深夜にカラオケに行ったりと、みんなで仲良く働けたので、正直、楽しいと思いながら働いていました。
強いてブラックなところを述べるなら、月に300時間を余裕で超える残業時間の手当てがないことぐらいでした。そして、1年目の終わりに他の会社の方から、仕事ぶりを評価していただき、良く言えば、引き抜きの形で転職を
しました。
転職した理由としては、同じテレビ業界の仕事なのに、基本給が最初にいた会社より高く、さらに残業代もしっかり支払ってくれることに魅力を感じ、転職しました。しかし、その環境は非常に悪かったとすぐに気がつきました。確かに給料は上がり、残業代も支払ってもらってはいたが、問題は仕事量と人間関係でした。
本来6人体制で行うだろう仕事をたった1人でこなさなければならず、物理的に厳しいものを感じていました。何せ、仲間が誰もおらず、私だけしかいなかったからです。前の現場では、同僚や年の近い先輩に手伝ってもらっていましたが、その現場では、同僚はおろか年の近い人が10近く離れており、役職も上の立場の方だったため、とても頼むことができず、結果、一人で会社に居残り、残業する日々を過ごしました。
しかし、それよりももっときつかったのが、人間関係です。
上司から見れば、簡単な仕事も2年目の私には難しく時間がかかる仕事も多くあり、「どんだけ時間がかかるんだよ」と他の社員が振り向くぐらいの大声で怒鳴られていました。それに関しては、能力の低い私自身の責任のため、怒られて当然だと思っていましたが、辛いのはそこから始まる説教が異常に長いということです。
怒られて当然と百も承知なのでしが、それにより、他の仕事が全てストップし、そうでなくても溜まっている仕事がどんどん後回しになり、また「早くしろ」「まだかよ」と怒られてしまう。つまり、『怒られる→仕事がストップ=仕事が遅くなる→怒られる』の方程式が完成されてしまったことが、本当に辛かったのです。
さらに、怒られてた頃は良かったのですが、説教の後半になると「死ねよ」「お前がいる方が仕事遅くなるんだよ」など言われるようになり、かなりのストレスとなりました。
それでも、何とか1本目の特番をオンエアまででき、次からはこの反省を活かし、仕事の効率を上げようと意気込んでいました。そして、すぐ2本目の特番が始まると、今度は他社から派遣された4年目の先輩が加わり、仕事を2分割し、私自身の負担も大幅に軽減されました。
しかし、地獄の1本目を終えた私は、その4年目の先輩より仕事が早く、よく一緒に残って手伝いをしていました。それでも私からすれば、前回に比べて本当に楽に感じていたのですが、その先輩にはかなりの重労働だったらしく、1カ月ほどで辞めてしまいました。
先輩からは「お前には本当に手伝ってもらってたし、感謝してるよ。でも、こんな仕事は2人じゃ無理だ。悪いけど、俺は辞めるよ。ごめん。」とメールが来て、それ以降来なくなりました。
そして、再び地獄の日々がスタートしました。いきなり、仕事が2倍になり、どうしても遅れが発生します。つまり、あの『負の方程式』がまた始まりました。しかも、今回はミス等をしなくても、急に前回のミスのことをぼやき始め、気づけば2時間何てこともあり、さらに作業効率が低下する一方になりました。
因みに、私は怒られているときは一切の言い訳をしません。
なぜなら、その上司に「黙ってないで、言い訳の一つでもしてみろよ」と言われ、一度だけ「あなたがこれを先にやれって言ったから、この仕事を後回しにしたんじゃないですか!」と反論をしたことがあります。
その際の上司の返しは「いいわけしてんじゃねーよ、クソが。だからお前は何にもできねーままなんだよ。っていうか、誰に向かって言い訳してんだよ。」などボロクソに言われたことがあり、
それ以降、「言い訳でもしてみろよ」という問いかけに対して私は「私の作業が遅いからです。申し訳ございません。」というようにしていました。
そんな最悪な日々を過ごしているうちに、その会社での最後の日がやってきました。その日は朝から静岡までロケに行き、その後に会議に出て、映像編集をする予定の日でした。しかし、ひたすら説教をする上司の都合が悪くなり、行かなくてよかった深夜ロケに行くことになりました。
本当にフラフラになりながら深夜4時ごろに会社に戻り、ロケの映像をまとめようとしたときに、その上司から意味のわからない誹謗中傷の嵐を受ける羽目になりました。
私は本当に理解できなかったのです。
代わりに深夜ロケに行って帰ってきた瞬間だったので、つまり感謝こそされるはずの立場なのに、「てめぇよ、あれはできねぇ、これはできねぇ・・・」と話し始め、「お疲れ様」も無しにいきなり何なんだという状況になりました。
そして、その説教(?)は4時間を経過し、午前8時ごろに意識が朦朧としていた私は完全にぶち切れてしまいました。
それは、その上司が「クソ障碍者が!」「てめぇみたいなのが生活保護を受けて日本の景気を悪くするんだよ」「世の中のために死ね」など言い始めた思いきや、親のことまで馬鹿にされ始めたのです。
私は我慢できず、「なぜあなたの下には誰も残らないのか」や「言ってることが矛盾しすぎて何が正解かわからない」「そもそも、なぜあなたに私の人権や親のことまで罵られなければならないのか」など不満を爆発させてしまいました。
結果的に私は何も言えなくなった上司を前に「勝手ながら今を持って、退職させてもらいます。」とだけ告げ、会社を辞めました。辞め方については、非常に感情的で正式な手続きをしなかったことに関しては反省しております。
しかし、そうしてしまうほど、環境が悪い=ブラックな企業で働いてしまったんだなと思っております。
最後に私が思うブラック企業についてで、締めようと思います。現在のブラック企業とは、給料が安いとかそういうこともそうですが、何よりも、人間関係が崩壊している環境である会社のことだと思います。
どんな仕事も人と人との関わりによって成り立つことがほとんだと思います。ここでの職場体験は、社会において人間環境の大切さを改めて知ることとなりました。
誹謗中傷上司のありえない発言の数々。人間関係が崩壊している職場はもう終わってる…。
これは、酷過ぎる上司にあたってしまい大変でしたね・・・。こんなこと言われたら怒って当然です。
最後の方は「障碍者」「生活保護」「世の中のために」等、もう仕事と全く関係ない誹謗中傷になっており、意味もわからないですね。いったい人格・人間性に問題があるのはどちらなのかは言うまでもないと思います。
以下の体験談とも似ています。汚い言葉使いで恫喝してくるような上司は、もうそれだけでお察しという感じですね。
パワハラの事例・具体例まとめ。上司「親の顔が見てみたいわ」と部下を罵倒する。
いい歳してオラついてるヤンキー社会人は害悪であることが良くわかる体験談。
どんなに良い会社でも給料が良くても、結局、一番大事なのは一緒に働く同僚・上司との人間関係ということでしょう。おかしな上司に当たってしまうと、本体験談のような不幸な状況になってしまいます。