「泊まりで俺を称えろ」不動産社長のゴルフ地獄!媚売り強要に絶望し退職した女の叫び

私が20代後半の時に勤めていた、不動産会社での嫌な思い出です。
仕事内容は一般的な不動産業と変わらないと思うのですが仕事以外のお付き合いが大変でその結果、退職した事があります。私はプライベートの趣味でゴルフをしていました。
その事が何かの噂で社長に伝わってしまい、是非取引先とのコンペに出てくれないかと打診されました。プライベートではリフレッシュできるゴルフですが、仕事関係者とまわるラウンドは気を遣わなくてはならないので避けていました。しかし、うまく言い訳が出来ずしぶしぶ参加させられました。
大人数のコンペだったので、社長とは違う組になれたし結果楽しく過ごせました。コンペが終わり、もう仕事のラウンドはやめようと思っていたところ社長が私のためにホームコースでプロとまわるラウンドレッスンを予約してくれたのです。
会社の経費でラウンドレッスンが出来るのはありがたいですが、社長と一緒ですししかも日帰りではなく、泊まりのゴルフでした。部屋も別でしたしセクハラの心配は無い社長でしたが、ご機嫌をとるのが面倒なタイプで常に持ち上げてお世辞を言ってあげないと機嫌を損ねる人だったのでこの一泊二日の社外研修という名の地獄のイベントが始まったのです。
これが月に一度開催されて、もう断る事が出来ず結局退職するしかなくなり、泣く泣く転職したのでした。
社長へのよいしょに殺意!1泊2日の地獄ゴルフを強制され退職に追い込まれた女の告白
■善意という名の凶器を振り回す無自覚な怪物たち
今日もどこかで、誰かが「良かれと思って」という呪文を唱えながら、部下の心とプライベートを粉砕しています。今回ご紹介するのは、ある不動産会社で起きた、一見すると「太っ腹な社長による手厚い福利厚生」に見えて、その実態は「純粋な悪意よりも性質の悪いエゴの押し売り」という、胸糞の悪いお話です。
20代後半。人生で最も仕事に脂が乗り、同時にプライベートも充実させたい盛りの女性を襲ったのは、セクハラでもなければ怒号が飛び交うような直接的な暴力でもありませんでした。それは、社長の「承認欲求」を満足させるための、終わりのない接待ゴルフという名の強制労働です。
不動産業界という、いまだに前時代的な価値観が色濃く残る世界。そこでは「付き合いも仕事のうち」という言葉が、あらゆる不条理を正当化する魔法のフレーズとして君臨しています。しかし、今回のケースはあまりにも度が過ぎています。趣味を仕事の道具として奪われ、ついには退職にまで追い込まれた彼女の悲劇。これをただの「運が悪かった話」で終わらせてはいけません。私たちはここから、現代社会に潜む「ホワイトを装った漆黒の支配構造」を学ばなければならないのです。
■「趣味」が「業務」に変換される瞬間の絶望感
彼女はゴルフが趣味でした。プライベートでリフレッシュするための、大切な聖域だったはずです。それがどうして、社長の耳に入ってしまったのか。この時点で、この会社がいかに「プライベートと仕事の境界線」がガバガバであるかが分かります。
「趣味でゴルフをやってるんだって? ちょうどいい、今度の取引先とのコンペ、君も出なさいよ」
この一言。これ、言った側は「チャンスを与えてやっている」くらいの感覚なんでしょうね。取引先との人脈作りができるし、経費でゴルフができる。なんて良い会社なんだ、と。吐き気がしますね。社員が週末に何をしようが、それは社員の勝手です。そこに土足で踏み込み、勝手に「業務」というラベルを貼って出荷する。これは立派なプライバシーの侵害であり、権利の簒奪です。
彼女は断ろうとしましたが、うまく言い訳ができずに参加させられたといいます。ここが日本企業の悲しいところです。社長からの「お願い」という名の「命令」を断るには、親の死に目に立ち会うレベルの理由が必要だと思い込まされている。断れない空気感を作っている時点で、その企業文化はすでに腐りきっています。
■「会社経費」という名の首輪と、一泊二日の監獄研修
一度でも「Yes」と言ってしまったが最後、社長という名の怪物は「彼女はゴルフが好きで、仕事でもゴルフをしたがっている」という都合の良い解釈を完成させます。そして、事態はさらに悪化します。社長が彼女のために、ホームコースでプロのレッスン付きラウンドを予約したというのです。
しかも、一泊二日。
宿泊を伴うゴルフ。これを「ラッキー」と思えるのは、よほど社長と仲が良いか、あるいは感性が麻痺している人だけでしょう。普通に考えれば、これは「一晩中、社長のご機嫌を伺い続けなければならない地獄の拘束」以外の何物でもありません。
確かに、セクハラはなかったのかもしれません。部屋も別だったのでしょう。しかし、精神的なレイプは行われていたと言っても過言ではありません。彼女が本来持っていた「ゴルフを愛する心」は、この「社外研修」という名のイベントによって、ズタズタに切り裂かれていったのです。
経費でプロのレッスンが受けられる。一般的に見れば贅沢な話です。しかし、そこに「社長のご機嫌取り」という莫大なコストが付随していることを、周りの人間は無視します。この「形の上では得をしているように見せかける」手口こそ、ブラック企業の経営者が好んで使う高度な心理的搾取です。「これだけしてやってるんだから、感謝しろよ」という無言の圧力が、彼女をさらに追い詰めていくのです。
■承認欲求の奴隷と化した「裸の王様」を飼う苦悩
この社長の最も罪深い点は、自分が「良いことをしている」と本気で信じ込んでいるところです。彼女がなぜ退職したのか、おそらくこの社長はいまだに理解していないでしょう。「あんなにゴルフをさせてやって、プロのレッスンまで受けさせてやったのに、恩知らずなやつだ」くらいに思っているはずです。
彼女の語る「常に持ち上げてお世辞を言ってあげないと機嫌を損ねる」という社長の描写。これこそが、この地獄の本質です。この一泊二日のイベントは、ゴルフの練習でも研修でもありませんでした。社長という名の、肥大化した自己愛を持つ老いた子供をあやすための「ベビーシッター業務」だったのです。
一打ごとに「ナイスショットですね!」「さすが社長、フォームが違いますね!」と黄色い声を上げ、夜の食事では社長の武勇伝に「へぇー、すごい! それでどうなったんですか?」と興味津々なふりをする。これを一泊二日、しかも月に一度も繰り返す。これがどれほどの精神的消耗を強いるか、想像しただけで胃がキリキリします。
彼女にとってゴルフは、仕事から離れて自分を取り戻すための時間でした。それが、最も気を遣わなければならない相手との、最も濃厚な接待時間へと変貌してしまった。大好きだった趣味が、自分を苦しめる鎖へと変わる。これ以上の悲劇があるでしょうか。
■不動産業界に根付く「公私混同」という名の病理
なぜ不動産業界には、このようなタイプが多いのでしょうか。それは、この業界がいまだに「体育会系のノリ」と「ウェットな人間関係」を過信しているからです。
「仕事も遊びも全力」なんて聞こえのいい言葉を掲げながら、その実態は「社員のプライベートを会社がコントロールする」という全体主義的な発想です。社長が白と言えば黒いカラスも白くなる。そんな環境で育った経営者は、社員の時間を奪うことに対する罪悪感が完全に欠如しています。
彼らにとって、社員は「家族」なんです。しかし、それは「対等な家族」ではなく、家長の命令に絶対服従する「家来」としての家族です。社長が楽しいことは社員も楽しいはずだ。社長が奢ってやる飯は、社員にとって最高のご馳走のはずだ。この独善的な思い込みが、彼女のような犠牲者を生み出し続けています。
「経費を使っているから文句はないだろう」という考え方も非常に危険です。お金を払えば、相手の心まで買えると思っている。これは人間に対するリスペクトが根本的に欠けている証拠です。社員が求めているのは、豪華なゴルフ研修ではなく、自分の時間を自分の意志で使える自由だったというのに。
■「断れない」心理を悪用するシステムへの対抗策
さて、こうした事態に直面したとき、私たちはどうすべきだったのでしょうか。彼女が「結局退職するしかなくなった」というのは、非常に賢明な判断であったと言わざるを得ません。なぜなら、この手の社長は、話し合いで解決できるような相手ではないからです。
「実は仕事でのゴルフは控えたいんです」と正直に言ったところで、この社長は「何を遠慮してるんだ、水臭いな! 俺がいいって言ってるんだから気にするな!」と、これまた善意の皮錠を被せてくるのが目に見えています。彼らの辞書に「部下の拒絶」という項目は存在しません。あるのは「遠慮」か「感謝」の二文字だけです。
もし、この記事を読んでいるあなたが、似たような状況に陥っているなら、まずは「徹底的に面白くない人間」を演じることをお勧めします。
趣味の話は一切しない。ゴルフの話を振られても「最近腰を痛めまして」「医者に止められてまして」と、即座に「物理的に不可能」な理由を捏造する。一度でも「楽しそうですね」なんて顔を見せてはいけません。彼らはあなたの隙を見逃さないハイエナなのですから。
また、社外研修という名目であれば、その間の給与や割増賃金はどうなっていたのか、しっかりと記録しておくべきです。拘束されている以上、それは労働時間です。趣味のゴルフを業務に組み込むのであれば、それ相応の法的対価を請求する権利があなたにはあります。
■「いい人」を演じるのをやめた瞬間に自由が訪れる
彼女が最終的に「泣く泣く転職した」という一文には、深い悲しみが込められています。せっかく慣れた仕事、築いたキャリア、それらを「社長のわがままなゴルフ」のために捨てなければならなかった。この喪失感は計り知れません。
しかし、視点を変えれば、彼女はあのまま「社長の専用キャディ兼チアリーダー」として一生を搾取され続ける運命から脱出したのです。それは、自尊心を取り戻すための尊い決断でした。
ブラック企業に勤める真面目な人ほど、「自分が我慢すれば丸く収まる」「社長は悪気があるわけじゃないし」と、自分を納得させようとします。でも、よく考えてみてください。悪気がないからこそ、タチが悪いんです。悪意があれば対策も立てられますが、無自覚な善意による侵食は、じわじわとあなたの魂を腐らせていきます。
あなたが仕事をするのは、自分の人生を豊かにするためであって、社長の孤独を埋めたり、彼の承認欲求を満たすためではありません。趣味を人質に取るような会社に、あなたの未来を預ける価値など一ミリもありません。
■最後に、ゴルフバッグを抱えて悩むあなたへ
もし今、あなたが週末の予定を勝手に上司に決められ、行きたくもないコンペや食事会に誘われて、笑顔の仮面を作る練習をしているのなら。そして、それを「社会人の常識」だと言い聞かせて自分を殺しているのなら。
その仮面を、今すぐ叩き割ってください。
あなたの時間は、あなただけのものです。社長の自慢話を聞く一時間は、あなたの人生の貴重な一時間であり、それは二度と戻ってきません。それを安売りしてはいけません。
不動産業界だろうが何業界だろうが、プロフェッショナルとしての仕事と、個人的な親睦は明確に分けられるべきです。それができない会社は、プロの集団ではなく、ただの「社長を教祖とするカルト宗教」です。
彼女が転職先で、誰にも邪魔されず、心からゴルフを楽しめていることを願ってやみません。そして、この文章を読んだあなたが、次に上司から「今度ゴルフ行かない?」と誘われたとき、毅然とした態度で、あるいは華麗なスルー技術で、自分の聖域を守り抜くことを期待しています。
ブラック企業の社長たちへ。社員はあなたの所有物ではありません。彼らの趣味も、彼らの時間も、彼らの心も、すべて彼ら自身のものです。それを「経費」というはした金で買えると思うな。その傲慢さが、結局は優秀な社員を失う原因になっていることに、早く気づくべきですね。まあ、気づいた頃には、あなたの周りには、お世辞しか言えない無能なイエスマンしか残っていないでしょうけど。
さあ、皆さんも自分の人生のハンドルを、自分自身で握り直しましょう。社長のナイスショットを祝う暇があったら、自分の人生のホールインワンを目指すべきだと思いませんか?





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