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チェーン飲食店はいつも人手不足。アルバイトは来ず、社員がワンオペで朝から翌日深夜まで働くことも。
私の勤めていた飲食店は複数店舗展開しているチェーン店でした。
一店舗の主要となる従業員はどこの店舗も1人か2人で、あとはアルバイトでまかなっていました。店舗によっては15時間ほど営業していました。社員数が足りていなく、一店舗に1人いるかいないかでやっておりましたが、学生のアルバイトの子は来ないこともしばしばありました。そうなると社員が朝から次の日の明け方まで通しで営業することはもちろん、1人でやることも少なくはありませんでした。
更にイベントなどにも出店していましたので、イベントが開かれる度にどこかの店舗から1、2名イベントに駆り出されましたので、店舗の方の人出は足りなくなります。ですが、イベントでは毎回好成績を残しますので、お店はいつも繁盛しておりました。
そんな中、ワンオペで15時間以上の労働ともなると徐々に体力も気力も限界になり、睡眠不足で事故に遭う従業員も少なからずいました。このような状態に陥っているのにも関わらず、店主はほとんど店舗の方には顔を出さず、久しぶりに顔を出したと思えば、ご飯を食べるだけ食べて帰る、というのも珍しくありませんでした。
これに耐えきれず無断で辞めていった従業員も少なくはありません。人出が足りないので「アルバイト募集をしていただけませんか」と提案しても「お前らの指導が足りないからすぐ辞めるんだ。雇っても無駄だ。」の一点張りでした。これを聞き、社員は何を言っても無駄だと思い体力、気力をすり減らし働いておりましたが、限界に近づき、皆辞めていきました。
なによりも大事なのはリーダーだと思いました。
1番上に立つものが下のことを考えずにいると、結果、下につくものも上のことを尊敬しなくなり、辞めて行ってしまうのだと思います。そしていつまでたっても従業員が定着しないのだと思いました。
「売上が低いから給料があげられない」
「休みなんて使っていたら売上が上がらない」
ではなく、休暇と給与を十分に与え、従業員一人一人のモチベーションを上げ、リーダーが従業員に信頼されるような職場を作れない限りはどこの企業もブラックと言われる可能性があるのではないのかなと、自らの経験から感じました。
ろくに仕事も覚えてない新人をワンオペ投入。精神的に追い詰められ体調を崩す…。
以前働いていた職場は所謂ブラック企業でした。ワンオペやそれに伴う残業は当たり前で、精神的に酷く追い詰められてしまいました。
初めの面接で人が不足しているという事は聞きました。しかし、入って早々ワンオペだなんてそんな事一言も聞いていません。ろくに仕事を覚えていないのに職場に一人取り残され、ひたすらミスを連発してはお客様に叱られていました。
「何かあったら連絡してください」と言われていた連絡先ですら、日によっては出てくれない時がありました。20時以降は寝ているからという理由で、電話には絶対に出てくれません。
「お願いだから人を入れてくれ」と懇願したにも関わらず、結局人を雇ってくれる事はなく、ひたすらワンオペを強制されていました。
そんな職場ですから、次第に体調も崩しがちになってきて、精神的にも酷く追い詰められていました。「この仕事を辞めても他に仕事が見つかるのだろうか」と毎日泣きながら考えていました。
仕事を辞めるか、このまま仕事をバックレて自分も消えてしまおうか、という二択で悩んでいました。今思えば、仕事を辞めれば楽になれるのに、当時は精神的に参っていた為、正常な判断ができずにいました。
その後、悩みに悩んで結局辞める決意をしましたが、なかなか辞めさせてもらえずに苦労しました。
今は別の職場で働けていますが、こんなにしてもらっていいのかと驚かされる程に至れり尽くせりです。ブラックな職場を経験した後だと、どこで働いても天国のように思えます。
ブラック企業は人的資源を無駄にするだけでなく、人の心までもを壊してしまうのだと実感した体験でした。
飲食店って、まさか「す〇家」じゃないよね?。最小人員で回す飲食業界のワンオペ体質は改善してないのかな?
そういえば、だいぶ前に、深夜時間の営業を従業員1人に任せる”ワンオペレーション”で散々叩かれた「す〇家」を思い出してしまいました。まさか、この体験談は「す〇家」じゃないですよね?。
「す〇家」の場合は、今は深夜営業も復活し人手不足も解消して、業績を持ち直してきているようですが、まだまだ飲食業界には本体験談のような過酷なワンオペで回している店舗も多そうですね。以下の体験談もヒドイ状況でしたし、やっぱり飲食店は怖いですよ…。
飲食店で働くのはやめておけ。1日18時間労働+休みは週1という驚異の勤務体系。
最近は「ワンオペ育児」の方がすっかり流行キーワードになっちゃいましたけど。
「ワンオペ連続15時間労働で体力・気力が限界。睡眠不足で事故にあう従業員も…。」に1件のコメントがあります
NNF
(2019年7月15日 - 9:49 PM)以前働いていた飲食店の【やる気の搾取】についてです。
飲食店は長時間勤務のところが多いです。例にもれず以前働いていた飲食店も12時間勤務が当たり前でした。その内休憩時間は1時間30分ほどでした。
最も過酷だったのは、給料が発生しないのに行われるミーティングや社内コンペでした。ミーティングに関しては、休憩時間に行われていました。社内コンペは営業後に行われることが多く、帰宅できるのは深夜2時を回ることもありました。
私は契約社員として在籍していて、時給で働いていたのですが、ミーティングや社内コンペに参加している間の給料は発生しませんでした。しかし飲食業はチームワークが大事で、一緒に働いている内に仲間意識や連帯感が生まれます。周りが頑張っているから私もやらないといけないという意識になり、給料は二の次だという間違った思考回路になっていました。
拘束している分の給料は支払われるべきであるし、従業員のやる気があることをいいことに、こき使うのはブラック企業の悪しき習慣であると思います。そこで働いてる人は、長時間勤務の疲れから、他の社会との接点がなくなり、どんどん視野が狭くなってしまいます。会社は従業員が心身ともに健康に過ごせるように適正な労働時間かつ、適正な給料を支払うべきです。