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学習塾正社員は休めない・長時間労働・薄給。講師が営業・ポスティングまで兼務し、講習受講ノルマも課される。
大学卒業後すぐ、某有名個別指導塾に就職しました。
塾業界の中では休みは取れるほうだと上司は言っていましたが、小~中規模の教室だと社員は私一人。そのため風邪だろうが体調不良だろうが休めません。有給などあってないようなもの。
普段は13時20分に出勤なのですが、毎週火曜日は会議のため本部に10時出勤。新人1年目は研修にも強制参加させられました。
また、業務時間外でポスティングや中学校での校門前配布というものがあり、朝8時から配布をしたことが何度もあります。時間外手当がどういうふうに支給されているのかもあいまいだった気がします。
業務において困ったことは以下の2点。
1つは上司との連絡手段が携帯電話であること。上司が管轄している教室がいろんな場所にあるので自然とそうなるのですが、頼りたいときにすぐ近くにいないのは結構困ります。
もう1点はアルバイト。大学生をアルバイトとして雇うのですが、面接は本部が行い教室に派遣されてきます。自分が雇ったわけではないので、いい加減な講師も稀におり、突然連絡が取れなくなって無断で辞められる方もいました。
私が一番苦だったのはノルマです。夏期講習や冬期講習などに向けて三者面談を行い、講習を受講するように提案します。ノルマを達成できないとグチグチ言われます。
給料も歩合制なので給料の多さはノルマの達成度で変わってきます。達成している同僚でもそんなにもらえてなかったようですが。ボーナスもかなり低かったです。
ブラック企業の代表格:塾講師の求人票は信じてはいけない。長時間労働は当たり前で、体育会系パワハラも…。
私は以前塾講師として、とある地方の個人経営の塾に勤めておりました。
生徒は小学校高学年から高校生までと幅広く、私は中学生の文系科目を担当しておりました。一般に塾講師などの教育関係の職種は、ブラックだと言われていますが、その会社もご多分にもれずブラックだった訳です。
まず、ハローワークの求人票に書かれている文言と実際の職務実態は全く違っていました。週休二日制をうたっていながら、実際は週に一日しか休みがありませんでした。
賞与は年二回有りとの文言も出鱈目。寸志すら出たことがありません。「生徒を呼べなかったのだからお前達に出す賞与なんてあるわけが無い」これが社長の口癖でした。
また、労働時間はフルタイムの8時間勤務と書かれていましたが、実際には普通の日で9時間勤務。夏期講習の時期には、朝の9時から夜の9時過ぎまでノンストップで12時間働かされ、しかも特に手当などは出ず。
そんな勤務をを1ヶ月間続けた後に1日かけて模試を行います。確かにお給料は普通の職よりは良かったですが、真夏の時期に無理なスケジュールで働かされ、身体を壊して食事も取れなくなりました。
諸先輩方は1年でことごとく辞めていきました。残った人達は皆、パワハラのオンパレード…。とにかくもう限界だと思い、退職しました。
勤めた塾は底辺の職場だった。「生徒のために尽くすことが美徳」とブラック労働を強要。上司は横領、社長は使い込みで倒産…。
以前、正社員で勤めていた塾がブラックでした。
入社して5年ほど勤務していたのですが、その間、給与明細が渡されること1度もありませんでした。また、毎月15日払いなのに、給料日に給料が振り込まれることも1度もありませんでした。
家族や友人に話すと、みんな口をそろえて「その会社、大丈夫?つぶれるんじゃない?」と言ってくれていました。ただ、先輩社員に聞いたところ、「遅れるけど払われなかったことはないし、いつかは払ってくれるから」とか、「給料日に支払われないと困るの?そんなにお金に困ってるの?」と言われてしまい、逆に私の感覚がおかしいのかと思っていました。
もちろん、休日出勤しても、残業しても、その手当がでたことは一度もありません。
社長以下、先輩社員はみな「お金が一番ならこの仕事はむかない。公務員でもやればいい。うちの塾は、生徒のことを一番に思う人しかいないから。」と言うので、お金のことをいうのはタブーでした。
週6日勤務で休みは火曜日のみだったのですが、その火曜日に、研修会を入れられたり、私立中学や高校の入試説明会に参加させられたりと、週1度の貴重なお休みの日をつぶされることもしばしばありました。
社長は基本的には出社せず、お局的な先輩社員が会社の運営をしきっていたのですが、あるとき、その先輩が、生徒から預かった月謝を横領する現場をみてしまったのです。
本来なら14時に出社するところを、その日は講習会前でテキスト作りにおわれていたため、午前中から出社していたのですが、ちょうどキリがついたため「お昼ご飯を食べに行こう」ということになりました。「先に行ってて」と言われ、行きかけたのですが、携帯を自分のデスクに忘れてきたことに気付き取りに戻ると、その先輩は、生徒の月謝袋からお金を取り出していたのです。
見ていないふりをして、そのままご飯にいきましたが、その先輩は素知らぬ顔をしていました。
会計責任者はその先輩で、社長も完全に信頼していたので、内訳とか明細とかを添付することなく、毎月、他の社員が受けとった月謝の現金のみを社長に渡していたようです。私以外にもその現場を以前みたことがあるという人もいて、ずっとそういうことをしてきた人なのではとうわさになりました。
そうこうしているうちに、社長も会社のお金を自分の私的なことに使い込んでいることがわかり、会社は倒産しました。
勤務時間は14時から21時45分までと決まっていたのですが、あってないようなもので、日付が変わるくらいまで残業するのは当たり前でした。「お金のためじゃなくて、生徒のために尽くすことが美徳」という空気でした。
ボーナスも1度もでたことはありません。
会社が倒産してから、社長に「先輩社員と相談してたんだけど、ボーナスどうする?って聞くと、彼女が、私たち2人でわけましょうよ。と言ったから君たちのは無かった」と言われました。何も知らない社員たちは、いいように使われていただけだったんです。
会社が倒産してから、先輩社員や社長は私にものすごく優しくなり、「会社という形ではなく、個人事業主として一緒にこの塾をがんばっていこう」と言ってきたのですが、丁重にお断りしました。
あれよりひどい職場はないと思います。
大手だろうが個人経営だろうが長時間労働は変わらない。休日は削られ、毎日朝から晩まで授業、練習、講習、営業活動・・。
20代の頃、個人が経営している塾で、講師として働かせていただいていました。
私は教育系の大学を出ており教員の資格は持っていたのですが、実際に仕事として教壇に立つのは初めてだったので、厳しく指導してくださるベテランの上司の下につくことになりました。
朝9時半の出勤、夜11時半の退勤で働いていたのですが、上司の指導が長引く場合は夜の12時を超える日もありました。
また、土日祝日がお休みということになっていましたが、教室の大掃除やテスト対策のプリントなど日々の業務の中でこなせない仕事もあり、土曜日に出てきて仕事をする社員もいたため、土曜日は社員全員出勤するというのが暗黙の了解のようになっていました。
また、週に一度社員会議が行われていたのですが、会議の中であまり発言できなかった社員は、最後に前に出て必ず何か一つ来週の議題を提案しなければならないという決まりがありました。
そして夏には小学生と中学3年生、冬には中学3年生の勉強合宿があり、事前には準備や手続き、練習などあらゆる業務に追われ5~6時間しか家に帰れない日もありました。
塾生の人数が減ってしまうことが一番いけないことだと言われており、体験案内のチラシを作成して配って回るなどの募集行為に時間を割かれ、本業に手が回らなくなってしまうような時もありなした。
学習塾講師・総合職という職業のブラックな特徴まとめ。
学習塾講師はブラック企業が多い業界として有名ですが、やはり報告されているブラック体験談も多いです。全ての企業がブラックではないと思いますが、かなり多くの会社にブラックな要素があるものと思われます。以下、特徴を整理しました。
「給料ではなく、生徒のために尽くすことが美徳」という理念を掲げて、社員・講師から搾取する業界構造。
塾自体が子供の数に対して多いため、競争が激しく、講師が営業やポスティングまで負担することが多い。
朝から晩まで長時間労働が当たり前。研修、講習会などで休日出勤も当たり前。授業以外の営業活動や雑務が盛りだくさん。しかし、給料は見合わない。
個別指導塾が当たり前の流れになってきており、講師一人当たりの利益が減少。急速に人件費削減圧力が増している。
人材の入れ替わりが激しい。学生アルバイト講師などの中には質の低い人材が紛れていることもある。
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