営業職はやめたほうがいい。成果主義の厳しい仕事と上司の厳しい言葉にノックダウン
私が以前務めていた企業では営業をしていました。営業内容としては電話営業をしてアポイントを取り、営業に行くというスタイルの営業でした。入社して業務を始めてみると営業時間も朝8時から夜の10時近くまででした。
営業職ということで残業代もありませんし、そもそも勤務時間も募集を見たものとは全く異なるものでした。業務内容の電話営業も仕事中の方に電話してアポイントを取ることですが、相手は仕事中なので当然すぐに切られてしまいます。
1週間もすると会社に行くことも憂鬱になり、上司に相談して辞めようと思いましたが留められて、その後2ヵ月程やり再度相談しましたが、「2ヵ月間何もせずに給料だけ貰って辞めれると思うのか」と言われてしまい、翌日は会社に行かずにこのまま辞めてしまおうと思い無断欠勤をしました。
そして、その日は休み外出をして深夜に家に戻ると家の前に上司がいて、「今日は泊まって明日一緒に出社するからな」と言われ、翌日出社して全社員が居る前で怒鳴られました。
私の辞めたいという意思は全く聞いてもらうことはありませんでした。それからは辞めることは出来ないと諦めて働いていましたが、業績が悪ければ1ヵ月休みなく出社になったり、アポイントが取れなければ激辛料理を無理矢理食べさせられたりと会社に行くことが恐怖でした。
そして、2年が経った時に内容証明という形で退職届を出し辞めることは出来ましたが、働いた分の給与は貰うことが出来ませんでした。
営業職がヤバい理由。退職届を受理しないブラック企業は多い。内容証明郵便で退職届けを出す手順は把握しておいた方がよい
営業職がヤバい理由がよくわかる体験談ですね。
営業自体がマズイという話ではなく、営業職は体育会系で理不尽な職場が多いのが原因ですね。
以下のような特徴があったら「ヤバい営業職」確定です。「未だにこんな会社あるのかよ?」って思う人も多いと思いますが、未だに昭和みたいな営業やってる会社が割とあるんですよ。日本は終わってますね。
・とにかく体育会系で、上司が詰めてきたり、朝礼などの自体遅れ文化がある
・ITとデータを活用した合理的な営業手法や広報やマーケが進んでおらず、未だに泥臭い外回り・電話営業・接待がメイン業務
・契約が取れないと叱責される、パワハラやイジメを受ける
・ノルマが現実的な範疇を越えている
・残業が多いor残業代が支払われない
なお、「辞めさせてくれない」というのも古い営業職では割とよく聞く話です。退職願を出しても会社が退職を認めてくれないケースは結構あるのではないかと思います。
会社ぐるみで止めているのか、直属の上司が止めているのかによって対応も異なってきますが、本体験談のように内容証明郵便で退職届けを出す手は有効です。会社側には基本的に社員の退職を拒否する権利はありません。民法第627条の規定によって、雇用契約の解除を申し入れることができます。
それにしても、深夜に自宅の前に上司が待っていて、勝手に泊まっていくというのは、ある意味すごいですね・・・怖いですよ・・・。
なお、退職するために神経をすり減らしたくない場合・辞めるのに苦労することが想定される場合は、退職代行サービス・弁護士を利用する手もあります。
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