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離職率高く、サービス残業・長時間労働・パワハラが当たり前。時代遅れの体育会系広告代理店。
社員500人規模の広告代理店に以前勤めていましたが、業界の傾向もあるのでしょうか、体育会系の根性論が深く根付いた会社でした。
中途入社で勤め始めましたが、創業50周年を超える会社だというのに40代・50代の社員が皆無。広告代理店とはいえ、大手企業が手がけているような華やかで社会に影響力を与えるような案件は皆無。雑誌の1ページを薄利で切り売りする為に朝から晩まで電話をかけまくる営業会社でした。
入社前には基本的には週休二日、繁忙期には隔週で土曜出勤があると言われていましたが、実際には営業部の目標達成率が悪い為に、毎月繁忙期の名目で隔週土曜の出勤が必須でした。私は事務方の部署にいたので数字は関係ないのですが、それでも出勤しなければならず、メールの整理やオフィスの掃除をして時間を潰していたことを思い出します。
残業に関しても残業代支給との条件で入社しましたが、月の上限があり、超過分は支払われません。タイムシートは一応存在していましたが、正確な時刻を記入するものではなく、書類上で残業時間が上限に収まるよう各日2〜3時間ずつ振り分けて書くように、という全く意味のないものです。これに関してはきちんと記録を取って退職後に労基に申し出をすべきだったと今でも後悔しています。
退職を決めた一番の理由は直属の女性上司のパワハラでした。挙げるとキリがないのですが、いわゆる御局様。
嫌味、無視、人間性の否定、私の家族や友人を蔑む言葉、ヒステリックに怒鳴る、等々。精神的に追い込まれたのもありましたが、結局はそういう人間を管理職として置いて、その下の人間が長く続かないのに対策をせず放置しておく会社への不信感が払拭できず退職に至りました。(仕事自体はできる人だったのでそれを盾にされて何も言えない、という感じでした)
勤めていた時は「自分の我慢が足りないから」「他の人はみんなこなしているからできない自分の努力が足りない」と、ボロボロになりながら通っていました。ただそれは中途入社の社員が定着しない、新卒入社がほとんどの、他の環境を知らない人たちが集まっているからだったんです。
その後、外資系の会社に勤め180度環境が変わり、「限りなくブラックに近いグレー」だと必死に思い込んでいたものは完全にブラックだったのだとわかりました。もう2度とあんな思いをしない為の努力をしようというマインドと、お局上司への失敗しない接し方だけが貴重な収穫でした。
体育会系根性論・精神論あるある。無駄に大声を強要される挨拶練習に早朝ラジオ体操。ナニコレ?軍隊?
私が勤めたブラック会社は、新卒として採用された人生で初めての会社です。業種はサービス業でした。そこは研修に力を入れており、入社前にも沢山研修の機会を設けてくれました。
そこまでは良かったのですが、入社後の研修から驚くことが多々ありました。
先ず挨拶練習を行いました。挨拶練習を設けてくれることは嬉しいのです。しかし、どれだけ大きな声を出しても「全然本気じゃない、もっと出せる」と言われ、合格することはありませんでした。
他にも山奥の施設に連れていかれ、朝の5時に起き掃除をしてから大声でラジオ体操をするということもありました。このラジオ体操でも大声はもちろんのこと、動作もキビキビ行わなくてはなりません。
しかし、私は体が硬く思うように動かないところもありました。そうなると合格は出来ません。体が硬くても地面に手が着かなければ合格にはならないのです。
極めつけは、お金のことです。この研修は絶対参加で4月の下旬近くまで続きました。
本来研修は会社からの命令で参加しなければならないとき、給料が発生します。しかし、この研修では給料が発生することは一切ありませんでした。そのため初任給は8万円にぎりぎり届くくらいでした。
職場に配属されても驚くことがあり、本来ならば8時間勤務だと60分の休憩があるのですが、ここでは60分も取ることは出来ませんでした。5分前行動ならばわかります。
しかし、休憩と言われたら休憩が始まるので、接客対応で10分~15分ほど遅れることがあってもその10分~15分間は休憩時間に含まれます。そのため実質休憩は40分取れたらいい方という感じでした。
私の勤めていたブラック会社はこのような会社でした。
これは相当うざい…。ハウスメーカーに就職したら、新入社員研修で早朝から意味不明な軍隊式トレーニング。
私は以前某ハウスメーカーで働いていました。とはいっても入社後一か月間の研修期間中に辞めてしまったので、働いていたといえるかどうかは微妙なところですが。
大学卒業後、新規採用者として、希望に胸を膨らませて入社しました。
入社前から研修があることは知っていたのですが、名刺交換や電話対応等、社会人としての基本的なマナー講座等を受けるんだろうなあくらいのイメージでした。
ところが実際に入社してみると、そういった技術的なことはなく、ゴミ拾いをしながらマラソン、筋力トレーニング、大声で歌わされ続けるなど、何の意味があるのかわからない軍隊的なことばかりをやらされました。
それに加え、ハウスメーカーということもあり、図面の作成等の実践的な研修もあるのですが、作業量がとにかく多く、まず時間内に終わることはありません。なので皆宿題として家に持ち帰り作業するのですが、毎日日が変わるまで課題をしていました。
次の日も朝早くから軍隊式トレーニングがあるため、日々寝不足な状況で研修に向かう生活に限界を感じ、研修期間終了直前に退職を決意しました。
貴重な新卒カードを捨てることに迷いもありましたが、うまく転職できたため、よかったと思っています。
体育会系根性論・精神論をやってるブラック企業は時代遅れの徒弟制度・奉公制度の延長。末期の思考停止病患者だ。
以下の記事でも書きましたが、多くの日本のブラック企業体質の会社は”思考停止”してるんですよ。
法律事務所は違法労働だらけ!?ブラック企業とは思考停止した信仰が生んだ日本の闇。
時代遅れの”昭和脳”上司の被害体験談。パワハラ・セクハラ・アルハラ→お持ち帰り。
落語家とか職人みたいな、昭和以前の徒弟制度・奉公制度・ヒエラルキーのようなものの延長で仕事してるんです。
だから、「下積み」「我慢が美徳」「非効率な根性論」などの精神論を理由に、平気で違法なパワハラを行います。なぜなら50年以上そういうやり方でやってきていて、論拠のない刷り込みで、それが当たり前だと思っているからです。
日本企業は精神論と長時間労働ばかり増えてるのに、業績低迷しています(グローバルで稼いでいる一部大企業除く)。一方で、徐々にですが、Amazon、ファイザー、アップル、コストコ等々、外資企業のサービス・製品がどんどん日本の市場を制圧しつつあります。
これが現実ですよ。”古き良き日本流”は時代遅れなのが自明です。”美徳”とか”根性”とか精神論で目を逸らすのはやめ、現実のマーケットと時代の流れを直視すべきだと思いますよ。
本体験談の体験者の方は上手く転職できたようで良かったですね。
これからの時代、時代遅れ病の会社は”美徳”とか”伝統”やらを大事に抱えたまま、仕事を奪われ貧しくなり自然淘汰されるだけです。
こんなところに居ても将来はないと思いますので、早めの退職は良い選択だと思いますよ。