医療系専門職に夢を見ていないか?強いられる長時間労働とサービス残業と無給休日出勤。一人前まではタダで働いて当然?。

私は医療技術職として病院で勤務している者です。これは新卒で最初に勤めた病院の話です。
先に医療技術職と言っても馴染みがないですが分かりやすく言うと医師や看護師以外の病院で働いてる専門職のことですね、コメディカルなんて言ったりもします、有名なのは薬剤師でしょうか。
最初に勤めたところはよく言えばストイックですが、離れた今はブラックだったのだなと思います。
まずは休みの少なさでしょうか元々年休104日と労働基準の最低ラインの休みの数ではあるのですが驚いたのはさらに有休が使えないことでした。年間休日の少なさは求人の時点で公開されているので承知の上でしたが、有給休暇が使えないのは想定外でした。
もちろん、雇用条件的には有休はあるのですが「有休は別に使うものじゃない」という考え方の職場だったので、数年間勤めましたが結局最後まで自分の意思で有休申請したことはありませんでした。
そもそも有給申請書なるものは最後まで見ることはなかったです。
余った分は毎年切り捨てて、退職する時でさえ10日程度しか消化出来ずに残りは捨てたままの退職でした。有休、使ったのはインフルエンザで長期に寝込んだ時くらいです。
また、これは病院独特の世界かも知れませんが「仕事」と「勉強」の区切りが曖昧なためサービス残業がとにかく多かったです。新人のころはそれこそ月60~80時間はサービス残業していたかと思われます。
なぜそんなに残るかと言うと「一人前になるまでは自主的に残って仕事を覚える」というのが慣例化していたためです。働いていてもまだ一人立ちしていないのだからそれは仕事ではなく勉強、故に残業代は発生しないという考え方でしょうか・・・。
また、休日であっても出勤(当然お金は発生しない)して早く一人前を目指すという厳しい所でした。
私も新卒で勤めたところがそれだったので最初はどこもそう厳しいのかと思っていたんですが、転職した先は新人でも定時に上がり、いわゆる「一人立ち」していなくても仕事を覚えるために残業すれば残業代が付くという病院だったのでカルチャーショックでした。
最初の病院、私も経験を積んだのを機に離れましたがやはり離職率が高かったですね。
医療職はどうしても患者のためという大義名分のために自己犠牲が強いる精神が強いのかと思います。
もちろん、患者のために働くのですがやはり働いた分は賃金として報われるのが健全な社会だと思います。
実際、そのために離職率も高かったですし、ストレスが人間関係にも悪さにも影響していたのでストイックさに勝るデメリットがあったのではないかと思います。
コメディカルアシスタントとして医療事務の作業をするはずが、なぜか看護助手に…。職種も立場も給料も嘘だらけ。

私は高校を卒業とともに病院で事務作業の補助をするコメディカルアシスタントという仕事に就きました。
しかし、入社時に渡された名札には「看護助手○○」と書かれていました。不思議に思い上司に聞くと「あなたはコメディカルアシスタントよ」と言われ、特に不振に思わず仕事内容を把握し身につけていきました。
この病院は院長が老人ホームをいくつも所有しているので、入院患者は寝たきりや認知症の高齢者ばかりでした。
私が行っていた仕事は、食事介助やおむつ交換、入浴介助や肉の塊や血がついたオペ着の手洗い洗濯等明らかに最初見た求人に書かれていた内容とは違いました。
仕事は楽しくこのまま看護助手でもいいと思っていました頃、コメディカルアシスタントとして就職し、ほんとうに事務作業しかしていない子の話を聞くと私と全く同じお給料だと言うのです。
例え看護助手の人数が少なくコメディカルアシスタントとしてやってきた私を看護助手にすり替えたのはまだいいとしても、やっている事が全然違い血液感染の危険もあるような業務なのに事務作業をしている子たちとお給料が一緒だということが納得いきませんでした。
そして、私は子どもがいたため土日は出勤できないということで「パート」という区分で働いていました。給料明細にもパートと書かれていました。
ですが、正社員の人たちと同じ扱いだったので、上司に「私はパートのはずです。」と言うと「あなたは准正社だから正社と同じ扱い。」と言われ給料に見合わない仕事をさせられていました。
ブラック病院は完全に村社会。低レベルな陰口・悪口の温床。医師も看護師も派閥に巻き込まれ、人間不信に…。

地方都市の大きい病院でパートとして働いていました。仕事内容は健康診断に来た方の補助業務。(視力測定、身長・体重測定、腹囲測定、バリウム介助等)です。
入った時からだったのですが派閥的なものが存在しており、さっきまで親しく話をしていた人が違う人とその人の悪口を言ったりと、人間不信になりそうなぐらい陰口が酷かったです。
教える人もそれぞれ違う教え方なので、私が作業をしていると「それ、誰に教わったの?」と聞かれたので答えると、「私のやり方に従ってくれる?それ間違ってるから」と言われたのでその通りにしていると違う人がまた「それ、誰に教わったの?」というイタチごっこ・・・。
もうどうしてよいかわからずに、相談しようにも陰口を言われそうなので信用できる人もおらず、看護師長に相談しました。
なんとか、マニュアルを作ってくれたり協力してくれましたが、突然マニュアルが作られたりしたことに不満があったのか言いだした人の詮索が始まりました。私は耐えられず、辞めたいことを看護師長に言いましたがなんとかするから頑張ってと言われ辞めるまでに三か月かかりました。
三か月の間は本当に地獄で、お昼も一人で見つからないように食べたり、悪口を聞かないように人を避けるようになりました。ヒドイ職場でした。
残業を病院側に認めてもらえず、出勤簿を半年間も書き換えられ続けた。院内で無視などのイジメ・パワハラも。

私が暮らす地域は、わりと閉鎖的な土地柄なのか、文化というか住民の感覚が主要都市より20年近く遅れていると感じます。
勤めた病院は昭和初期のような鉄格子つきの病院で、院内に流れる空気は昭和そのもの。おそろしいことに看護スタッフが患者さんをどついたりもしていました。私はそこでパート職員として入職したのですが、残業に次ぐ残業と、気がつくと出勤簿が上司によって書き換えられていて、私の残業はなかったことに…。
残業が続きすぎて体調を崩してしまってお休みさせてもらったこともあるのですが、出勤すると上司が「何故体調を崩すのか。やる気があるなら休まないはずだ」と詰め寄られ、その日から一切言葉を交わしてくれなくなり、もちろん残業は認められずに出勤簿は書き換えられ続けたのが半年続いたところで退職を決意しました。
後で私と同様に退職した人に偶然会って話を聞くと、そういうことで退職する人や精神科疾患にかかる人は多かったそうです。
体調を崩すのを叱られるのは仕方ないにしても、出勤簿を書き換えられたり無視をされ続けるというのは働く権利を踏みにじるブラック企業的なふるまいだと感じます。
しかもその体制は病院ぐるみで保護されて退職後数年たつのに何も変化がないそうです。あれがブラック企業、ブラック上司というものだったのねと思う今日この頃です。
医療系職種で派遣社員として勤務。古臭く冷たく閉鎖されたブラック病院で、ストレスに耐え続ける日々。

医療業界にて、派遣社員として働いていた時の話です。病院での勤務でしたが、当時ちょうど派遣会社の交代があったときで、私が交代後の派遣会社であったことから、もともと業務を請け負っていた派遣会社の社員から引き継ぎを受けることになりました。
ですが、交代で首を切られる形となった上に、新しく来る別の派遣会社のスタッフへの引継ぎなど気持ちのいいものであるはずもなく、業務の引継ぎは実に適当で、わからないことを質問しても、別の会社の人に教えることはない、などと言われ、ほとんどの業務を手探りのまま、自分のいた新しい派遣会社へ業務が移行したのです。
病院のシステムなどもかなり古く、独自のノウハウが無いとこなしようのない仕事を、例えば番号通りにしまわれていない膨大なカルテの中から、翌日予約の入っている患者のカルテを残業をしながら延々を探し続けるなどをさせられる日々でした。
システムが整っておらず、派遣会社のサポートもなっていないため、患者さんの待ち時間も長く、直接患者さんと接する立場であった私たちが、「どれだけまたせるんだ!?国の税金使ってふざけたしごとしてるんじゃねえ!」とか「こっちは具合悪くて来てるんだ、殺す気か?」など暴言を吐きつづけられ、ひたすら頭を下げる日々。
本来助け合う立場の医師や、看護師も派遣スタッフには冷たく、助けてはくれないのにミスは執拗に叱責する、という本当に酷い職場で長く務めることはできませんでした。
みんブラ事務局の所見:「勉強だから残業代は出ない」は成り立たない。同じ資格で、残業代の出る病院が現に存在している。
「勉強だから残業代は出ない」は成り立たない
この記事の核心は1件目の一節にあります。
「働いていてもまだ一人立ちしていないのだからそれは仕事ではなく勉強、故に残業代は発生しないという考え方でしょうか」。
この考え方は成り立ちません。理由を先に述べます。
労働時間かどうかは、「仕事」か「勉強」かという呼び方では決まりません。
基準は使用者の指揮命令下に置かれていたかどうかです。
研修や自己研鑽であっても参加が事実上強制されていれば労働時間とされます。
「一人前になるまでは残るもの」という慣例があり、残らなければ不利益を受けるのであれば、それは自主的ではありません。
そのうえで、事実を確認します。
【1件目・男性32歳/医療技術職】
- 年間休日104日という労働基準の最低ラインの休みだった
- さらに有給が使えなかった。「有休は別に使うものじゃない」という考え方の職場だった
- 有給申請書なるものは最後まで見ることがなかった
- 余った分は毎年切り捨て、退職時でさえ10日程度しか消化できず残りは捨てたままだった
- 新人のころは月60〜80時間のサービス残業をしていた
- 理由は「一人前になるまでは自主的に残って仕事を覚える」という慣例だった
- 休日であっても無給で出勤して一人前を目指す職場だった
- 転職先は新人でも定時に上がり、仕事を覚えるための残業にも残業代が付いた。カルチャーショックだった
- 最初の病院は離職率が高かった
投稿者の結論が的確です。
「もちろん、患者のために働くのですがやはり働いた分は賃金として報われるのが健全な社会だと思います」。
法律から見ると
医療現場に特有の「研修」と「労働」の境目を中心に整理します。
| 体験談で実際に行われていたこと | 抵触する条文 | 何が問題なのか |
|---|---|---|
| 「一人前になるまでは自主的に残る」という慣例で、月60〜80時間の無給残業があった。 | 労働基準法32条 37条 (研修の労働時間性) |
研修・教育訓練であっても、参加しないことに対する不利益があるなど事実上参加が強制されていれば労働時間とされる。慣例として全員が残っている状態は「自主的」とはいえない。 |
| 休日にも無給で出勤して技能習得を行わせていた。 | 労働基準法35条 37条 |
毎週少なくとも1回、または4週を通じ4日以上の休日が必要。法定休日の労働には35%以上の割増賃金が発生する。 |
| 有給休暇の申請書が存在せず、事実上取得できなかった。 | 労働基準法39条 39条7項 |
年10日以上付与される労働者には年5日を確実に取得させる義務があり、違反は労働者1人につき30万円以下の罰金。取得に理由は不要である。 |
| 有給が毎年切り捨てられ、退職時も10日程度しか消化できなかった。 | 労働基準法39条 115条 |
年次有給休暇の時効は2年で、前年度分の繰越しが認められる。退職日が決まった後の消化に対して時季変更権は行使できない。 |
| 労働時間を管理せず、業務の完了だけを見ていた。 | 労働安全衛生法 66条の8の3 労働基準法108条 |
事業者には客観的な方法による労働時間の状況の把握義務と賃金台帳への労働時間数の記入義務がある。 |
| コメディカルアシスタントとして採用したが、看護助手の業務をさせていた。 | 労働基準法15条 職業安定法5条の3 |
従事すべき業務の内容は明示すべき労働条件であり、実際と相違する場合、労働者は即時に労働契約を解除できる。 |
| 血液感染の危険がある業務と、事務作業とで給与が同じだった。 | 労働契約法3条2項 パートタイム・有期雇用 労働法8条 |
労働条件は就業の実態に応じて均衡を考慮しつつ決定すべきとされる。職務の内容や責任の程度に明らかな差があるのに待遇が同一であれば、均衡待遇の観点から問題となる。 |
| 「パート」と明細に記載しながら、正社員と同じ扱いをしていた。 | 労働基準法15条 パートタイム・有期雇用 労働法6条 |
「准正社員」という法律上の区分は存在しない。短時間・有期雇用労働者には昇給・退職手当・賞与の有無等を文書で明示する義務がある。 |
※ 引用した条文は2026年8月時点のものです。実際の判断は個別の事情によります。
この構造を糾弾する
この記事で最も重要な比較は、投稿者自身が示しています。
「転職した先は新人でも定時に上がり、いわゆる『一人立ち』していなくても仕事を覚えるために残業すれば残業代が付くという病院だったのでカルチャーショックでした」。
この一文が、すべての言い訳を打ち消しています。
最初の病院では「医療とはこういうもの」と思われていました。
ですが同じ医療業界の別の病院では、普通に残業代が出ていた。
つまり業界の問題ではなく、その病院の問題だったのです。
そして、この仕組みの巧妙さを指摘します。
「勉強」という言葉には、反論しにくい力があります。
「残業代をください」と言えば、「まだ一人前じゃないのに?」と返される。
技能が未熟であることを認めざるを得ない立場に置かれるのです。
ですが、ここにはすり替えがあります。
技能が未熟であることと、労働時間であるかどうかは、別の話です。
新人が職場にいて、先輩の指導を受け、業務に関わっているなら、それは労働です。
技能が未熟なら賃金の水準で調整すればよいのであって、ゼロにしてよい理由にはなりません。
そして、もう一つ。
「患者のため」という言葉についてです。
投稿者はこう書いています。
「医療職はどうしても患者のためという大義名分のために自己犠牲が強いる精神が強いのかと思います」。
この構造は教育、保育、介護、福祉にも共通します。
目の前に助けを必要とする人がいると、自分の労働条件を主張しにくくなる。
ですが投稿者が指摘するとおり、その結果は離職率の高さでした。
「実際、そのために離職率も高かったですし、ストレスが人間関係にも悪さにも影響していたのでストイックさに勝るデメリットがあったのではないか」。
この分析は正確です。
人が辞めれば、経験が蓄積しません。いつも新人がいる状態になる。
患者のためを掲げた運営が、結果として患者への医療の質を下げているのです。
2件目についても述べます。
この方はコメディカルアシスタントとして採用されました。
ところが名札には「看護助手」と書かれていた。
上司に聞くと「あなたはコメディカルアシスタントよ」と言われた。
そして実際の業務は食事介助、おむつ交換、入浴介助、肉の塊や血がついたオペ着の手洗い洗濯でした。
求人に書かれていた内容とは明らかに違います。
そして決定的なのが、この一点です。
本当に事務作業しかしていない人と、給与が同じだった。
投稿者の言葉です。「血液感染の危険もあるような業務なのに事務作業をしている子たちとお給料が一緒だ」。
危険な業務と安全な業務が同じ賃金なら、誰も危険な業務を引き受けなくなります。
さらに「准正社」という言葉が出てきます。
明細にはパートと書かれているのに、正社員と同じ扱いだと言われた。
「准正社員」という区分は法律上存在しません。
これは正社員の義務は課すが、正社員の待遇は与えないための呼び名です。
この職場は、今すぐ辞めていい
1件目の投稿者は転職して環境が変わりました。3つの理由を述べます。
- 1. 同じ資格で、まともな職場が存在する
これがこの記事の最大の価値です。転職先では新人でも定時に上がり、残業には残業代が付いていました。「医療だから仕方ない」ではなく、「その病院だから」だったのです。資格職は、資格が転職を支えます。 - 2. 有給は、捨てる前に使える
有給の時効は2年です。毎年切り捨てられていた分のうち、直近2年分は今も残っています。退職日が決まった後の消化に対して、会社は時季変更権を使えません。辞めると決めたら、まず残日数を書面で確認してください。 - 3. サービス残業は、3年分請求できる
月60〜80時間を数年続けていたなら、相当な金額になります。賃金請求権の時効は3年。病院は電子カルテや検査機器の操作記録が残る職場です。記録は必ず存在します。
もし今、同じ状況にいるなら
- 1. 「勉強」の時間も、記録する
何時から何時まで職場にいたかを毎日記録してください。電子カルテのログイン履歴・検査機器の操作記録・入退館記録・スマホの位置情報履歴。医療現場は客観的な時刻記録が大量に残る職場です。「勉強」と呼ばれていた時間も、同じように記録に残っています。 - 2. 業務内容が求人と違うなら、書面で確認する
求人票・労働条件通知書・名札・給与明細の職種欄を保存してください。「准正社」のような法律上存在しない区分を言われたら、「雇用契約上の区分を書面でお示しください」と求めてください。 - 3. 有給の残日数は、開示させられる
年次有給休暇管理簿は、使用者に作成・3年間保存が義務づけられた書類です。「私の年休の残日数を教えてください」と書面で請求してください。相談先は労働基準監督署(有給・残業代・労働時間)と各都道府県労働局の総合労働相談コーナー(無料・予約不要)へ。
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