同僚・後輩からの逆パワハラエピソード。部署ぐるみで無視・業務の邪魔・小学生のようなイジメ…。

入社して5年。何事もなく平穏でしたが、直属の上司が退職して後を引き継いだら、同僚が後輩を巻き込んで逆パワハラをけしかけてきました。
上司の退職直後は「仕事大変だね」と言ってくれていたのですが、徐々に口調がきつくなり、二ヶ月過ぎた頃には数回に一度は挨拶を無視されるようになっていました。
おかしいと思って、自分が何か失礼な事をしてしまっていたのではないかと思い、個人的に話し合おうと朝一番で声をかけたのですが、無関係の人のグチになるだけで、私に対して気に食わない事があるのか?という問いには何も言われませんでした。その時ばかりは久しぶりに見る笑顔を向けられました。
ならば問題ないのか?と解散したのですが、その直後から給湯室に後輩を連れ込んで1時間席に戻りませんでした。あまりにも長い離席だったので仕事に戻るように言いに行こうとしたのですが、給湯室前まで行くと、私のグチを言っている声が聞こえ、思わず何も言えず席に戻りました。
同僚と後輩は私がグチを聞いてしまったことに気が付いていないのか、それからも給湯室に毎日篭るようになりました。
直接言われたわけではなくとも嫌われていると知ってしまい、どう接すればいいのかわからなくなりました。業務上関わらないわけにもいかないので、今までとおりを意識して表面上は何事もなかったを貫いていました。
けれど同僚の態度はますます悪化し、挨拶は毎回無視されるようになり、呼びかけても返事はするけれど顔を向けてこないようになりました。口調も冷たく素っ気なくなり、周囲にも異常がはっきりとわかるようになりました。
あまりにひどいので、不慣れな私のサポート兼相談役の別部署の上司に同僚を宥めるかとりなすかは任せるが、私の言う事には反発しかしないので、現状をどうにかしてもらえないかと相談しました。
すると上司からは「相手からもどうにかしろと言われている」と言われました。そこで上司が下した判断は「我慢しろ」と。相手にも同じ事を言ったそうです。
ですが、我慢しても何も変わっていない。現状はどんどん悪化していく一方だと告げ、どうにかならないのかとお願いしたのですが、「何もできない」と、そればかりでした。
翌日から、上司に相談したのが当の上司から伝わったのか、同僚の態度はますます悪化し、業務上の連絡を回してくることもなくなり、まとめ役だった私には同僚の業務の進捗状況さえわからなくなりました。
毎日同僚に私のグチを聞かされているせいなのか、後輩からの態度もきつくなり、ついには周りに人がいる中で後輩に怒鳴られました。
業務連絡を怠ったと怒鳴られたのですが、その業務はまだ時間がかかると前もって伝えていた案件で、「まだ終わっていない」事をその場で改めて伝えたのですが、後輩は一歩も引かず、怒鳴り続けました。すぐそばに上司もいたので、止めてほしいと目を向けたのですが、全くの無関心でした。
毎日後輩に怒鳴られる、同僚に無視されるようになり、ついには当番制のお茶係の時に電気ポットのお湯が水になっていたり、来客の連絡をもらえなかったり、業務に直接差し支えるようになりました。
しばらく置いて、再び上司に相談したのですが、回答は以前と変わらず「我慢」とだけ。
同僚からは、どれも小学生がやるような気分の滅入るような小さいイジメですが、毎日攻撃を受け続けているとまともな思考になれずに、自分の業務が全く頭に入らなくなっていきました。そうして業務が遅れると後輩から怒鳴られます。
今まで仲良く業務に励んでいたのに、最早何事もなかったようには振舞えず、元凶である同僚の顔が怖くて目を向けることができなくなりました。
部署内の他の同僚は、こういったイジメのようなものは無視すればいいと言ってくれていたのですが、最早無視するには限界がきており、どうすれば前のように平穏な生活ができるのかを密かに相談していたのですが、「気にしないのが一番」と言われるだけで、私が目の前で怒鳴られていようと、その同僚は何も気にしていないように席にいるだけでした。
逆パワハラをけしかけてきた同僚には、後輩の態度がおかしくなる以前に何度か話し合いを持ったのですが、直接グチを言われることはなく、何が原因なのか今もってわかりません。
同僚の発したグチが他部署にまで広がり、「ご愁傷様」と他部署の人から言われるようになって、やっと「もう味方はいない」と気が付きました。
原因の究明や解決よりも、この場から去った方が良いと平常時ならは思いつくのですが、すでに思考がストップしていたので、数か月はそのまま勤務を続けていました。
毎日、誰も自分の言葉を聞いてくれない。返事をしてくれない。業務の邪魔をされる。何を言っても相手にされない日々がずっと続き、地獄のような数か月でした。
みんブラ事務局の所見:目の前で怒鳴られているのに動かない。「我慢しろ」は、法律が定める措置のどれにも当たらない。
「逆パワハラ」も、事業主の措置義務の対象である
この記事は「逆パワハラ」という言葉で語られています。
ここで確認しておきます。
厚生労働省の指針が定める「優越的な関係」は、役職の上下に限られません。
指針は同僚または部下による行為で、当該行為を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、その協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるものを例として挙げています。
そして同僚または部下からの集団による行為で、これに抵抗または拒絶することが困難であるものも明示されています。
この事例はまさにその両方にあたります。
事実を確認します。
- 入社5年、平穏に働いていたが直属の上司が退職し、後を引き継いだ
- 当初は「仕事大変だね」と言ってくれていた同僚の口調が徐々にきつくなった
- 2か月過ぎた頃には数回に一度は挨拶を無視されるようになった
- 個別に話し合おうとしたが、無関係の人のグチになるだけで、不満は何も語られなかった
- その直後から同僚が後輩を給湯室に連れ込み、1時間戻らなくなった
- 呼びに行くと投稿者のグチを言っている声が聞こえた
- 挨拶は毎回無視され、呼びかけても顔を向けなくなった
- 別部署の上司に相談したが「相手からもどうにかしろと言われている」と言われ、判断は「我慢しろ」だった
- 翌日から相談したことが同僚に伝わったのか態度がさらに悪化し、業務連絡も回ってこなくなった
- まとめ役なのに、同僚の業務の進捗すらわからなくなった
- 周りに人がいる中で後輩に怒鳴られた。すぐそばに上司がいたが全くの無関心だった
- お茶当番の電気ポットの湯が水になっていたり、来客の連絡をもらえなかったりと業務に直接支障が出た
- 再び相談したが回答は「我慢」だけだった
法律から見ると
この事例で最も問われるべきは会社の対応です。そこを軸に整理します。
| 体験談で実際に行われていたこと | 抵触する条文 | 何が問題なのか |
|---|---|---|
| 同僚と後輩が集団で挨拶を無視し、業務連絡を回さなくなった。 | 労働施策総合推進法 30条の2 (パワハラ指針) |
「優越的な関係」は役職の上下に限られない。同僚または部下による集団の行為で、抵抗・拒絶が困難なものも対象と指針が明示している。無視は「人間関係からの切り離し」。 |
| 相談を受けた上司が「我慢しろ」とだけ回答し、措置を取らなかった。 | 労働施策総合推進法 30条の2 労働契約法5条 |
事業主には事実関係の迅速かつ正確な確認、被害者への配慮の措置、行為者への適正な措置、再発防止措置が義務づけられている。「我慢しろ」は措置ではない。 |
| 相談した事実が、相談相手を通じて行為者側に伝わった。 | 労働施策総合推進法 30条の2 (プライバシー保護) |
指針は相談者・行為者等のプライバシーを保護するために必要な措置を求めている。相談したことを理由とする不利益な取扱いの禁止も明示されている。 |
| 周囲に人がいる中で、後輩が大声で怒鳴りつけた。 | 労働施策総合推進法 30条の2 |
他の労働者の面前における大声での威圧的な叱責は「精神的な攻撃」の典型例。事実に反する内容での叱責であれば、業務上の必要性はなおさら認められない。 |
| その場に居合わせた上司が、制止せず無関心を貫いた。 | 労働契約法5条 労働施策総合推進法 30条の2 |
使用者には職場環境を適切に保つ義務がある。目前で行われている行為を認識しながら放置することは、それ自体が措置義務の不履行にあたる。 |
| 電気ポットの湯を水にする、来客の連絡をしないなどの妨害があった。 | 労働施策総合推進法 30条の2 刑法233条 |
業務の妨害は「過大な要求」「人間関係からの切り離し」にあたり得る。偽計を用いて業務を妨害する行為は3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金。 |
| 勤務時間中に1時間、給湯室で私語を続けていた。 | 民法623条 労働契約法3条4項 |
労働に従事しない時間の賃金は本来発生しない。管理者が是正しないことは、真面目に働く労働者との間に不合理な処遇差を生む。 |
| まとめ役でありながら、業務の進捗を把握できない状態に置かれた。 | 労働契約法5条 労働施策総合推進法 30条の2 |
業務に必要な情報を遮断することは職務の遂行を不可能にする行為であり、就業環境を害するものである。 |
※ 引用した条文は2026年8月時点のものです。実際の判断は個別の事情によります。
この会社を糾弾する
この事例で本当に問題なのは同僚や後輩ではありません。
会社です。
理由を述べます。
投稿者は2回、上司に相談しています。
1回目の回答は「我慢しろ」でした。
2回目も「我慢」だけでした。
パワーハラスメント防止のために事業主が講ずべき措置は指針で具体的に定められています。
- 事実関係を迅速かつ正確に確認する
- 被害を受けた労働者への配慮の措置を行う
- 行為者に対して適正な措置を行う
- 再発防止に向けた措置を講じる
「我慢しろ」は、このどれにも当たりません。
そして、より深刻なのが1回目の相談の後に起きたことです。
「翌日から、上司に相談したのが当の上司から伝わったのか、同僚の態度はますます悪化し」。
これは相談窓口としての機能を果たしていないどころか、被害を拡大させたことになります。
指針は相談者のプライバシーを保護するために必要な措置を求めています。
相談内容が行為者に筒抜けになる窓口では、誰も相談できなくなります。
そして、この上司の言葉です。
「相手からもどうにかしろと言われている」。
一見公平な扱いに見えます。
ですが双方に「我慢しろ」と言うことが公平でしょうか。
起きていた事実を並べてください。
- 挨拶を無視していたのは同僚
- グチを言っていたのは同僚
- 業務連絡を止めていたのは同僚
- 怒鳴ったのは後輩
- ポットの湯を水にしたのは誰か
投稿者が何をしたのかは一つも書かれていません。
本人も「自分が何か失礼な事をしてしまっていたのではないか」と考えて話し合いを申し入れています。
そのとき不満は何も語られませんでした。
説明できる理由がなかったということです。
それでも会社は「どっちもどっち」の形にしました。
事実関係を確認していないからそうなるのです。
そして、最も見過ごせないのが怒鳴られた場面です。
「すぐそばに上司もいたので、止めてほしいと目を向けたのですが、全くの無関心でした」。
目の前で起きているのです。
報告も、調査も要りません。見えていたのですから。
それでも動かなかった。
この瞬間に、職場の全員が学習します。
「あの人には何をしてもいい」と。
だから、その後ポットの湯が水になり、来客の連絡も来なくなったのです。
投稿者が「小学生が」と書きかけたとおり、行為そのものは幼稚です。
ですが業務に直接支障が出ている以上、会社の損失でもあります。
それを放置したのは経営の判断です。
こういう職場は、今すぐ辞めていい
3つの理由を述べます。
- 1. 相談しても悪化するなら、社内に道はない
相談した翌日に事態が悪化したという事実は決定的です。この窓口は、機能していないだけでなく危険です。2回試して2回とも「我慢」だったなら、3回目に期待する根拠はありません。 - 2. 責任だけが残る立場は、最も危うい
この方はまとめ役でした。ところが進捗も把握できない状態に置かれています。権限も情報もないのに、責任だけがあるという状態です。問題が起きれば、責任を問われるのはこの方です。 - 3. 記録は、辞めた後でも使える
相談した日付と回答、怒鳴られた日時と目撃者、業務連絡が来なかった案件。これらがそろえば会社の措置義務違反を主張できます。安全配慮義務違反による損害賠償の対象にもなり得ます。
もし今、同じ状況にいるなら
- 1. 相談は、口頭ではなく書面で行う
「◯月◯日、△△さんから業務連絡が来ませんでした」と事実を列挙してメールで送ると、相談した事実と、会社の回答が記録に残ります。「我慢しろ」という回答が書面で残れば、それ自体が強力な証拠です。 - 2. 業務への支障を、具体的に記録する
「無視された」だけでは主観の問題にされます。「来客の連絡がなく、お客様を◯分待たせた」「進捗が共有されず、納期に影響した」という業務上の実害を書いてください。 - 3. 社内で動かないなら、外部へ
2回相談して2回とも措置が取られていないなら、社内での解決は期待できません。相談先は各都道府県労働局の総合労働相談コーナー(無料・予約不要・匿名可)。あっせん制度も利用できます。
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この記事を読んで「うちの会社も同じだ」と感じた方は、ページ上部のブラック度から5段階で投票してください。投稿された体験談とあわせて、職場の実態を可視化していきます。





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